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2021年3月25日
山陽堂書店メールマガジン【2021年3月25日配信】
山陽堂書店ではメールマガジン配信しています。
配信をご希望される方は件名に「配信希望」と明記のうえ、
sanyodo1891@gmail.com(担当 マンノウ)までご連絡ください。

山陽堂書店メールマガジン【2021年3月25日配信】

みなさま

桜も開花し、いよいよ季節は春の真っ只中ですね。
就寝時は変わらず巻いておりますが、日中は腹巻せずに過ごしています。
(人の腹巻で季節の移ろいを感じたくないですね、失礼致しました。)
ここにも以前書いたことがあるかと思いますが、青山で桜が綺麗に見られる場所として個人的におすすめなのは、
山陽堂書店のすぐ裏手にある青山 善光寺さんと、少し距離がありますが青山霊園です。

さて、本日紹介するのは来月から当店で原画展を開催するこちら。
「90歳セツの新聞ちぎり絵」木村セツ・里山社
2021.3.25.1.JPG
http://satoyamasha.com/books/2512
1月7日に90歳を迎える数日前の2019年元旦、「趣味を拵えたら」という木村幸子さん(娘)のアドバイスで新聞ちぎり絵を始めた奈良県在住の木村セツさん。
「やり始めたらどんどん興味わいてしまって、一心になってしもて」創作を続けたところ、
漫画家・イラストレーターの木村いこさん(孫)が帰省していた際にその作品を目をつけ「おばあちゃんがこんなん作ってます」とSNSで発信。
たちまち話題となり、ツイッターフォロワー数が4万人を超えるほどの新聞ちぎり絵作家に。
本書では90歳になってから制作した新聞ちぎり絵のうち約50点の作品とコメント、
そして木村セツさんのこれまでの人生の一部がインタビュー形式で掲載されています。
働きに働いてきたそれまでの人生のなかで趣味もなく、何かを創作することもなかったというセツさんですが、
以前からデパートなどに出かけた際には商品パッケージのデザインについて自分の意見を伝えることがあったそうです。
デザイン関係のお仕事をされている幸子さん(娘)はそういったこともあり、客観的な意見が欲しいときにしばしばセツさんに相談するといいます。
今回の展示では新刊「91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック」の刊行を記念して、
2階では木村越さんが90歳・91歳のときに制作した作品と、山陽堂書店がリクエストして制作していただいた「かりん」も交えて原画17点を展示。
作品は一つ作るのに6〜7時間かかるとのこと。
それだけ集中して何か一つをしたことが思い当たらない人生を送ってきた僕としては頭が上がりません)
是非その原画をご覧いただければと思います。
そして、3階では孫 木村いこさんの作品を展示致します。
「居心地の良さ」を全体に通じるテーマとし、不透明水彩、アクリルガッシュ、クレパス等で製作された原画作品が約15点並ぶ予定です。
ポスターデザインはじめ企画協力として娘 木村幸子さん(いこさんの母)にも携わってもらい、木村家3世代をあげて開催していただく本展示。
山陽堂書店も3世代(店主 祖母〜孫 萬納)でお迎え致します。


『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』刊行記念
木村セツ&木村いこ 祖母と孫の二人展
会期:2021年3月30日(火)〜4月10日(土)日休
89歳から新聞ちぎり絵を始め、話題を集める祖母・木村セツと、漫画家でイラストレーターの孫、木村いこ。
『91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック』の刊行を記念し、日常を暖くも精緻に描き出すタッチに共通点をもつ祖母と孫の二人展を開催します。
ポスターデザイン・企画協力はグラフィックデザイナーで、セツの娘、いこの母である木村幸子。創作一家のおおらかで豊かな世界をお楽しみください。
http://sanyodo-shoten.co.jp/gallery/schedule.html#1149
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展示期間中に当店で「90歳セツの新聞ちぎり絵」と「91歳セツの新聞ちぎり絵 ポストカードブック」を2冊以上ご購入いただいた先着50名様に特典の栞がつきます。
※1人1枚まで

2021年3月18日
山陽堂書店メールマガジン【2021年3月18日配信】
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山陽堂書店メールマガジン【2021年3月18日配信】

みなさま

こんにちは。
今年も3月に入ってから日焼け止めを使い始めているのですが、
先日久しぶりにお会いした方に「どうしてそんなに?スキーでもしてるの?」と言われてしまいました。
このペースでいくと今年も早々に「日本語がお上手ね」と、初めて喫茶にいらしたご婦人に褒められてしまうかもしれません。
まだ春もはじまったばかりだというのに。

さて、本日紹介するのは山陽堂書店に毎年春の到来を告げてくれるこちら
春の安西水丸展⑦ SIS企画展「スノードームのある風景」
SIS HP用3.jpg
http://sanyodo-shoten.co.jp/gallery/schedule.html#1144
イラストレーター 安西水丸さんが編集者のTさんと共に当店を訪ねてくださったのは、ちょうど10年前2011年の冬のこと。
改装して「ギャラリーのある本屋」にすることをお話ししたTさんの計らいでした。
それからご縁あって毎年夏に個展を開催していただき、
2013年4月からはプロのイラストレーターを育てるための教室 山陽堂イラストレーターズ・スタジオ(SIS)の初代講師を務めてくださいました。
2014年3月に急逝された安西水丸さん。
姿なきあとも、山陽堂書店では毎年春に「春の安西水丸展」、夏に「 安西水丸 七夕の夜」を開催しています。
今回は「スノードームのある風景」と題して、当店の所有する安西水丸さんの描いたスノードーム作品「天使」1点と、水丸さんの元で学んだ10名の作品を展示致します。
あれから7年。
今回展示されている作品を目にして水丸さんは何と仰るのでしょうか。
毒舌であったといわれる水丸さん。
みなさんの成長や変化を目にしながら容赦のない言葉がでてくるかもしれません。
しかし、厳しい言葉のなかには多くが含まれていたことも知られています。

「山陽堂イラストレーターズ・スタジオ」はイラストレーターになりたい人たちをイラストレーターにする教室です。
ものを学ぶ人たちにとって、もっとも危険なことは指導者の選択を誤ることです。
この教室では安西水丸一人が生徒達の本質を見抜きます。
才能を認めてもらうことも、才能のないことを知ることも、同じように大切です。
ただし、99パーセントの暗闇からでも1パーセントの光を見い出すことは可能です。
才能とは自分の好きなことを仕事にすることです。
楽しい人生を見つけるために、ぜひこの教室に注目してください。 安西水丸
(「山陽堂イラストレーターズ・スタジオ」(略SIS)開講によせて。2013年春)

ご来場お待ち申し上げております。

会期:2021年3月17日(水)〜3月27日(土) 日休*3/20(土)祝日は開廊
開廊時間:平日 11〜19時・土曜 11〜17時
《参加作家》
上路ナオ子 右近茜 老沼果帆子 鹿又きょうこ 今野マルコ
笹本聖子 信濃八太郎 竹中ゆみ子 山﨑杉夫 山本恵未(敬称略)



3階喫茶で同日程で開催されるこちらの展示もご紹介致します。
◇カワツナツコ 表参道スケッチ展 「OMOSKE」
スケッチ画集『Sketshes 100』で描いたパリに続きカワツナツコが写し出す、表参道の街角
表参道スケッチDM_0212.jpg

昨年11月にイラストレーター カワツナツコさん、今回の展示を企画された装丁家の折原カズヒロさんたちと共に表参道周辺を歩いてまわりました。
生まれ育ったまちとはいえ、ゆっくり歩いてみると、長らく気づいていなかったまちの変化を知ったり、通ったことのない道と出会えたり。
見てまわった表参道の風景をカワツさんの視点でスケッチしてもらいました。
オシャレなスケッチが並んだ3階の、いつもとはちょっと異なる雰囲気も楽しんでもらえると嬉しいです
散策した時のことなどを折原さんがnoteにまとめてくれています。
https://note.com/northmarine/n/n07b4c02481c9
会期:2021年3月17日(水)〜3月27日(土)日・月休
開廊時間:平日13〜19時 土曜 11〜17時
会場:山陽堂珈琲(山陽堂書店3階)
※2階ギャラリーとは開廊時間が異なりますのでご注意ください。


今日の追伸は「僕ら登山部。」です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
2021年3月11日
山陽堂書店メールマガジン【2021年3月11日配信】
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山陽堂書店メールマガジン【2021年3月11日配信】


みなさま


こんにちは。
先日ローカル局のラジオ番組で少しだけ話す機会がありました。
出演に際して曲をふたつかけてもらえるということで、ひとつはいつも3階喫茶でかかっている曲、
もうひとつは山崎まさよしの「僕と不良と校庭で」をかけてもらうことにしました。
中学3年生だった年の、ちょうど今頃によく聴いていた曲です。
中学卒業と高校入学を前に、淋しさと不安と期待とがごちゃ混ぜになっていたあの頃。
もう15年以上経ちますが、曲を聴くと当時の心境が鮮明に蘇ってくるのが不思議です。

さて、今日紹介するのは現在当店2階ギャラリーで展示をしているこちら
『響け、希望の音 東北ユースオーケストラ 活動のあゆみ』田中宏和・フレーベル館
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当店でご購入いただくとこちらのTYOオリジナル栞が特典として付きます。
https://www.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577049303/

「被災した子どもたちの音楽をすくいたい」
音楽家・坂本龍一氏の願いから生まれた東北ユースオーケストラ(TYO)。
東北の被災3県(岩手・宮城・福島)の小学4年生から大学生までのメンバーで編成されたTYOのこれまでを、
TYO事務局長を務める田中宏和氏が綴ったノンフィクションです
第一楽章から第四楽章までで構成されている本書は、
「こどもの音楽再生基金」から発展する形でTYOが生まれたことから始まり、はじめての演奏会に向けて動き出したTYOの様子、
活動が続くなかで生まれた「TYOはなんのために演奏するのか?」というメンバーに生じた迷いや葛藤、
そしてTYOがつくる・つなぐ未来についてが綴られています。
TYO全体を大きく見る目と、メンバーそれぞれを細やかに見る目、田中さんの両面がその内容から感じられます。
各楽章の合間には、間奏曲として3人の被災体験が記されているのですが、それぞれ本人が書いたようにも思える文章は田中さんが聞き書したものだそうです。
「この内容(体験)を自分で書くにはかなり筆が重かったのではないか」と、読んでいて思った疑問もそれで合点がいきました。
田中さんがメンバーから信頼されていることがわかります。

3月1日から始まった展示では、一部の時間ですがTYOメンバーが当番制で在廊してくれ、
来場されたお客様に展示内容の説明をしてくれています。
当番が終わると3階喫茶で好きなものを注文してもらい少し話をするのですが、
短い会話のなかでもTYOが彼らにとって大切な存在で、たくさんの良い出会いがあったことが伝わってきます。
僕もこれまでのサッカーのチームメイトに会いたくなってしまいました)
彼らの口からはTYOに携わる大人たちへの感謝の言葉も聞かれます。
発足時から在籍しているというある男の子は、歳を重ねてよりその有り難みやすごさがわかったといいます。
「被災した子どもたちの音楽をすくいたい」という当初の願いのもとに、
坂本龍一氏や田中さんはじめとする多くの関係者がTYOメンバーに見せてきた「大人」の姿は、
これから彼らがどのような「大人」になり、どのような「未来」をつくっていきたいかという指標のひとつにもなったのではないかと思いました。

田中さんとは3年前にお会いしてから酒席をご一緒させてもらったり、
自転車で狛江に向かっているときに成城学園前の路上でばったり会ったりする仲です。
(「ばったり会う仲」があるのか知りませんが)
博識で物腰柔らかく、ユーモアもあって、「余裕のある大人ってこういうことなんだなぁ」と毎回お会いするたびに思います。
展示は今週13日まで。
田中さんが在廊してくれていることもあるので、もしタイミングがあったらお話をしてみてください。

展示期間中の催しとして田中さんが考えてくれた「音漏れ演奏会」の3回目が本日14時頃からあります。
2階または3階でTYOメンバーに演奏をしてもらい、開いた窓から聴こえる音楽を聴いてもらおうというものです。
もしお近くお通りの際に音が届きましたら、しばし耳を傾けてみてください。

それから。
︎児童向けということで、田中さんは「わかりやすさ」に重きをおいた構成にし、慣れていないという「一人称」で書かれました。
執筆時に苦労したことなどが執筆記としてnoteにまとめられていますので、よろしければこちらも是非読んでみてください。
本には載っていない田中さんの熱い思いも知ることができます。
https://note.com/tanakahirokaz/n/n4ace55bbc1eb

今日の追伸は「2011年3月14日 朝刊。」です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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