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山陽堂書店を含む163件の建造物が、文部科学大臣へ答申されました。

©️yuji kimura
©️yuji kimura

2026年7月17日(金)に開催された文化審議会文化財分科会での審議・議決を経て、

山陽堂書店を含む163件の建造物が、文部科学大臣へ答申されました。

この建物の躯体は昭和6年(1931)、5年後には100年を迎えます。

当時は今の3倍あり地上3階地下1階鉄筋コンクリート造でした。

山陽堂書店が建つ前、この場所は豆腐屋で美味しい水の湧く井戸があり、地下に残しました。

それが幸いし、昭和20年5月25日の山の手空襲でも焼けずに残りました。

この95年間、この建物は、同じ場所から、戦前・戦中・戦後と変わりゆく時代を眺めてきました。

戦前・戦中は、代々木練兵場での観兵式に向かう天皇、訓練のため表参道を往来する兵隊の列、

226事件の雪の朝、剣付き鉄砲で行く手を遮る兵士の姿、空襲で火の海と化した青山。

戦後は、進駐してきたアメリカ兵、メーデーの日か、鉢巻を結び青山表参道交差点をかけ抜ける人々、

昭和34年(1969)の現・上皇后ご夫妻のご成婚パレードでは青山通りを人々が埋め尽くしました。

建物が現在の大きさになったのは、昭和38年、東京オリンピック開催に伴い

青山通りが現在の約2倍に拡幅されたためでした。

山陽堂書店の建物は3分1になりましたが、谷内六郎さんの壁画が壁一面を飾ってくれました。

昭和50年(1975)建物改修のため、『傘の穴は一番星』の壁画にかわり半世紀以上の時が過ぎました。

壁画公開日は下記の通りです。

<壁画公開日>(現段階での壁画公開日)

1月1日、1月2日、1月3日、3月5日、5月25日、8月15日

2026年7月27日ー8月1日 

幕で覆われていることがありますので、ご覧になれない日には、谷内六郎氏の奥様よりご寄贈いただいた壁画の複製画を店内に展示しておりますのでぜひご覧ください。(除く・日祝・お盆休み・年末年始休暇)

今後は、この建物と壁画の修復を進めていき、この場所で谷内六郎氏の壁画と建物とともに本屋を続けていきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2026年7月吉日 青山 山陽堂書店