「僕はふと、僕がこうして酒場で飲んでいる今も、日本のどこかで、死に行く犬や猫を抱きしめて泣いている人がいるのだと思った。その悲痛な姿が一瞬頭をよぎり、僕の胸をしめつける。 地球という星は、なんと切ない星なのだろう。 人と人だけじゃない。人と他の生き物の間にだって無数の愛が行き交っている。愛があふれる場所には、また涙もあふれるのだと思った。」-本文よりー谷内六郎さんとの本「昭和というたからもの」の著者で、コピーライター・クリエイティブディレクター岩崎俊一さんのエッセイ集。