ギャラリー山陽堂
こころ朗らなれ、誰もみな タダジュン版画展
こころ朗らなれ、誰もみな タダジュン版画展
期 間: 2013年3月27日(水)〜4月13日(土)












翻訳家の柴田元幸さんは、短編小説の名手ヘミングウェイの70数編ある中から自らが惹かれた作品を厳選し、イラストレーター・タダジュンさんの挿し絵とともに、2009年9月から雑誌「Coyote」「Switch」誌上に新訳を発表してきました。『こころ朗らなれ、誰もみな』(2012年11月、スイッチ・パブリッシング刊、カバー画タダジュン、ブックデザイン緑川晶)はそんな19篇を収めた素敵な一冊です。
「誰よりもシンプルな言葉で、誰よりも深い世界」を描いたアーネスト・ヘミングウェイ。柴田元幸さんの切れ味のいい翻訳とともに、タダジュンさんはヘミングウェイの短編世界を版画で描き続けてきました。今回、ギャラリー山陽堂では、ヘミングウェイの魅力を深く力強く描いたタダジュンさんの版画20点と、雑誌連載時のページ・レイアウト、エッチングの原版などを展示いたします。
会期中の3月29日、「コヨーテの旅、編集者の想い」と題し、この翻訳を連載した雑誌「Coyote」の編集長・新井敏記氏に、雑誌と本と旅への想いを語っていただきます(聞き手:寺島哲也氏、新潮社・編集者)。さらに4月5日には、柴田元幸氏タダジュン氏お二人によるヘミングウェイをめぐるトーク・セッションを開催いたします。


《タダジュンさんからのメッセージ》

雑誌『Coyote』『SWITCH』で、2年にわたって連載 された「柴田元幸翻訳叢書/アーネスト・ヘミングウェイ」のために描き下ろした挿画の原画を展示します。

柴田さんの新訳ヘミングウェイを読んで、よく言われるようなマッチョのイメージだったヘミングウェイに対する印象が変わりました。 闇があり壊れていて病んでいるのに、必ずその裏にはユーモアが漂っている・・。そういった空気がページを開いたら画面からにじみ出るように、心掛けて毎回描いていきました。

今回の挿画は主に銅版画のドライポイントという、版を直接ニードルでガリガリ引っ掻いて描く技法を使っています。 おもいっきり力を込めて引っ掻いた線の部分には、刷ると真っ黒なインクの盛り上がりができます。ぜひ近くでじっくりと、誌面とはまた違った生の版画をご覧いただけたらうれしいです。

ープロフィールー

タダジュン
1971年東京生まれ。イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。
装画を描くコンペティションvol.5/ギャラリーハウス
MAYA グランプリ受賞。
本の装画や雑誌の挿画を中心に活躍。
主な仕事として、『真夜中のギャングたち』バリー・ユアグロー/柴田元幸 訳
『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一 訳
『鉄の時代』クッツェー/くぼたのぞみ 訳
『蛇と月と蛙』田口ランディ などがある。

山陽堂イブニングトーク『こころ朗らなれ、だれもみな』

・日 時:4月5日(金)19時~20時30分(開場18時30分)
懇親会 20時30分~21時30分(飲み物をご用意させていただきます)
・出演:翻訳家 柴田元幸  イラストレーター タダジュン
・場 所:ギャラリー山陽堂2F
・定 員:25名
・参加費 :2500円(事前のお支払い。返金はできませんのでご了承ください。)
・お申込方法:店頭・下記問い合わせメール・電話・ファックス
mail:info@sanyodo-shoten.co.jp
tel:03-3401-1309 fax:03-3401-1358
イベントは終了しました。
沢山のお申込みありがとうございました。



《出演者プロフィール》

●柴田元幸
アメリカ文学の翻訳家、エッセイスト。現在、東京大学で教鞭を執り、沼野充義教授と現代文芸論研究室を主宰。
これまでにポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、リチャード・パワーズ、フィリップ・ロスなどの作品を翻訳。 1992年に『生半可な学者』で講談社エッセイ賞、2005年に『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞を受賞。旅のエッセイ集に『ケンブリッジ・サーカス』、村上春樹氏との共著に『翻訳夜話』などがある。文芸雑誌「 モンキービジネス」の編集責任者も務めた。2012年9月、ヘミングウェイ『こころ朗らなれ、誰もみな』を刊行。

●タダジュン
1971年東京生まれ。イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。
装画を描くコンペティションvol.5/ギャラリーハウス
MAYA グランプリ受賞。
本の装画や雑誌の挿画を中心に活躍。
主な仕事として、『真夜中のギャングたち』バリー・ユアグロー/柴田
元幸 訳『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ/酒寄進一 訳
『鉄の時代』クッツェー/くぼたのぞみ 訳
『蛇と月と蛙』田口ランディ などがある。

山陽堂エディターズ・スタジオ『コヨーテの旅、編集者の想い』

・日 時:3月29日(金)19時~20時30分(開場18時30分)
・出演:コヨーテ編集長 新井敏記 、新潮社・編集者 寺島哲也
・場 所:ギャラリー山陽堂2F
・定 員:25名
・参加費 :1500円(事前のお支払い。返金はできませんのでご了承ください。)
・お申込方法:店頭・下記問い合わせメール・電話・ファックス
mail:info@sanyodo-shoten.co.jp
tel:03-3401-1309 fax:03-3401-1358
イベントは終了しました。
沢山のお申込みありがとうございました。


《出演者プロフィール》

● 新井敏記
雑誌「SWITCH」創刊編集長。現在、季刊「Coyote」編集長。1985年インタビューマガジン『Switch』を創刊し、2004年にはトラベルマガジン『Coyote』創刊。スイッチ・パブリッシングの雑誌、単行本の発行人を務める。主な著書に、『モンタナ急行の乗客』(新潮社)、「SWITCHSTORIES――彼らがいた場所』(新潮文庫)、『人、旅に出る』(講談社)。『沖にむかって泳ぐ』(文藝春秋)、『黎明片山豊』 (角川書店)、『鏡の荒野』(スイッチ・パブリッシング)、写真集『夏の水先案内人』(スイッチ・パブリッシング)等がある。

● 寺島哲也
村上春樹氏が『風の歌を聴け』でデビューした1979年に新潮社入社。小説、批評、翻訳、ノンフィクションの作品を手がける。新井敏記『モンタナ急行の乗客』、星野道夫写真集『アークティック*オデッセイ』、山崎豊子『沈まぬ太陽全5巻』、江藤淳『漱石とその時代』、D*ハルバースタム『ザ*フィフティーズ』のほか、河合隼雄、須賀敦子、山田太一、藤原新也、ねじめ正一、工藤直子など多くの著者の本を編集。また、村上春樹作品の編集者として、長編小説『ねじまき鳥クロニクル』『1Q84』をはじめ、短編集、エッセイ、翻訳書など数多くの単行本・文庫を担当している。現在、文芸コンテンツ部新潮文庫編集部部長職編集委員。