現代神話の決定版!「海神の姫」塩澤文男絵本原画展
会期: 7月20日(火)〜7月31日(土)
開廊時間: 平日 11-18時 / 土曜・7月22・23日 11-17時 / ※日曜休
※状況により時間を変更する場合がございます。ご来場前に当店HP・SNS等でご確認ください。
南青山にある岡本太郎記念館 初代館長である岡本敏子氏と、画家 塩澤文男氏により2003年に刊行された幻の作品「海神の姫」。
現在では入手困難となっている絵本の原画展を開催致します。
※数に限りがございますが絵本の販売も行います。
〈展示紹介〉
私は奄美大島の加計呂麻島で海で泳いでるときに海蛇に首に巻きつかれて襲われた事があります。25年前、私のこの壮絶な体験を親身に聞き入れた、岡本敏子さんが最初に発した言葉が「貴方、これは神話よ!私が文章書くから貴方絵を描きなさい‼︎」有無を言わせずこの絵画世界に引きずり込まれたきっかけです。日頃から自分の脆弱さから来る、息苦しい世界から脱却したいと願っていた私にとって、人生の大転換となりました。とはいえ絵画経験の乏しい私にとっては、当然苦しみながらの制作となりました。この貴重な体験と経験が私の画業を支える原点であり、今は亡き太郎と敏子の理想の神話世界なのかもしれません。
その原画展が東京青山の山陽堂ギャラリーで開催されます。
青山は岡本太郎美術館があり、何十年ぶりに同じ青山の山陽堂ギャラリーさんに着目されたのにも深いご縁を感じます。
11枚構成の原画は波間にゆらめいたひと時の夢のような物語と共に皆様を神秘と幻想の世界にお連れします。
海にちなんで「海の代理人シリーズ」小サイズ作品も同時展示させていただき販売致します。耳を澄ますと、一つ一つの海の代理人から、ご覧になられる一人ひとりに海からのメッセージが聞こえてくるかもしれません。
その他、サンフランシスコで絵本となった12支の美しいカードや、各種グッズもご用意しておりますので、原画展だけでなく、自分だけのお洒落なお守りとしてのお買い物も楽しめる工夫を凝らしてお待ちしております。 塩澤文男
Profile
アートデイレクター、パーカッション二スト、画家。
多岐にわたる雑誌・書籍のデザインを手がけ、1986年、岡本太郎氏にインタビューを行い、衝撃を受けその後画業へと向かう。
主な仕事に、ミュージシャンステイングのアマゾン熱帯雨林伐採反対キャンペーンや宮沢賢治生誕100年祭のアートデイレクションをはじめ、ジョン・レノン、ローリングストーンズの写真集等がある。
2016年京都にアトリエを設け、京都町屋を生かしたギャラリーホテルを共同経営でオープン、2018年日像ご降誕750年記念「釈迦と四天王図」(1.8mX12m)がJR京都冬の旅の公開制作を兼ねて反響を呼んだ事を機会に2019年、京都佛立ミュージアム「宮沢賢治と日蓮展」ポスター画、同年、京都妙顕寺尾形光琳曲水の庭の書院の襖絵や、本能寺ホテルエントランスの「信長青不動図」、2020年2月大田区池上本行寺にて「白蓮華図(1.8mX7.2m)を 屏風絵で制作等々、歴史ある寺院の協力を受け、これまでの仏画には無い神秘的でエネルギッシュな独特の画風で、現在も制作に没頭している。
「釈迦と四天王図」は5か寺(立本寺、妙顕寺、妙覚寺、妙蓮寺、本能寺)に収められる。
海の代理人シリーズ
本行寺屏風絵
妙顕寺曲水の庭書院襖絵
JhonLennon&Rollingstones 写真集