林木林さんから送られてきた本書の原稿に、
「コロッケのあがる音さえ、小鳥のさえずりに聞こえた」という一行がありました。
それを見たわたしは「???」。
でも改めてコロッケの揚がる音を目をつぶって聞いてみると...
ここから先はどうぞみなさんお試し下さい。
同じ景色をみても、自分の気持ちしだいで全く違って見えることがあります。
うまくいっている時は明るく見えた世界が、一転してどんより曇ってしまうことも。
誰の日常にもある「明」と「暗」。わたしたちはそんな毎日と折り合いをつけながら生きていく。だからときには自分にエールを--!これは小さな「エール本」です。 (編集担当)
~『すこしおなかすいてきた』紹介文より~
作/林木林(はやしきりん)
詩人、絵本作家、作詞家。ことば遊びの分野でも活躍中。
絵本『ひだまり』(絵 岡田千晶 光村教育図書)で
第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。
絵/東久世(あずまひさよ)
服飾学校を卒業後、テキスタイル図案作成の仕事をしながら
絵を描き始める。動物や、動物を擬人化した世界を中心に
装画などを手がける。猫が好き。
◇『すこしおなかすいてきた』原画展