二十世紀なかばから後半にかけてアメリカで作家になろうとした人たちにとって、
ヘミングウェイの書き方をまったく意識しないことはおよそ不可能だった。
・・・・・そういった影響力で考えると。むろん長篇も大事ではあれ、、
ヘミングウェイの場合、決定的に重要なのはやはり短篇ではないかと思う。
―柴田元幸(翻訳者)