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2013年1月20日 更新
『おかしくて、さびしくて。-1950年代の谷内六郎』展 
『おかしくて、さびしくて。-1950年代の谷内六郎』展 
「おかしくて、さびしくて。 ----1950年代の谷内六郎」
企 画: 天野祐吉作業室、ギャラリー山陽堂
協 力: 谷内達子氏、谷内広美氏(六郎工房)
会 期: 2013年1月21日(月)〜2月15日(金) ※ 2月2日(土)、日・祝日休み
場 所: ギャラリー山陽堂 https://sanyodo-shoten.co.jp/gallery/
    〒107-0061 東京都港区北青山3-5-22 山陽堂書店2F,3F TEL 03-3401-1309

開廊時間: 平日11:00〜19:00、土 11:00〜17:00

《天野祐吉さんによるトークショー『おかしくて、さびしくて。-1950年代の谷内六郎』》
・日 時:2013年2月1(金)19時から(開場18時30分)
・場 所:ギャラリー山陽堂2F
・参加費 :1500円(事前のお支払い。返金はできませんのでご了承ください。)
・お申込方法:店頭・下記問い合わせメール・電話・ファックス
 info@sanyodo-shoten.co.jp

 tel:03-3401-1309 fax:03-3401-1358
 お申込みの後、お振込み方法等お知らせいたします。



ここギャラリー山陽堂(山陽堂書店)には、画家・谷内六郎さんがかつて「週刊新潮」の表紙のために描き下ろした作品が50年近くものあいだ壁画として飾られています。六郎さんの33回忌にあたる今年(2013年)、もっと六郎さんのことを知ってもらおうと、この壁画に六郎さんのことを伝えるプレートを取り付けることになりました。
「谷内六郎は、漫画家とか童画家といったちいさな枠を突き抜けて、日本人の〝原風景〟を描きつづけた希有の画家である。彼の絵には、〝昭和〟という時代の波にもまれながらけんめいに生きた少年の目が、つねにいきいきと息づいている。少年の目が見ているのは、夢でもなければ幻想でもない。それはときにやさしく、ときに哀しく、ときにおそろしく、彼をつつみこんでくるリアルな風景なのだ。甘い感傷とはいちばん遠い世界が、そこにある。                   ------天野祐吉(コラムニスト)」

これにあわせて開催する本展では、六郎さんが1955年に第一回文藝春秋漫画賞を受賞して間もない頃の、これまで紹介されることの少なかった初期の作品約40点を展示します。
いずれも深遠な六郎さんの内部世界が映し出された作品ばかりです。おかしくて、だけどどこかさびしい。そんな六郎さんの世界に触れに来て下さい。

※ 会期中トークイベントを予定しています。詳細はギャラリー山陽堂のHPで発表します。
※ 販売関連書籍:『北風とぬりえ』『病院日記』(ともに天野祐吉作業室・刊)

【展示予定作品(初出)】※展示作品はすべて複製(パネル)となります。
「町の子・村の子」(文藝春秋/1956年)
「お山のおまつり」(芸術新潮/1956年)
「幻燈 悲しみよ今日は」(文藝春秋漫画読本/1959年)
「心の中の赤い月」(文藝春秋漫画読本/1968年) ほか

谷内六郎(1921〜1981)
1955年、第一回文藝春秋漫画賞を受賞。『谷内六郎画集』を文藝春秋から刊行する。翌56年、「週刊新潮」創刊より表紙絵を描く。この年、初の個展を開催。1962年、作詞を手掛けたレコード「遠い日の歌」が第17回芸術祭奨励賞を受賞。1965年、「週刊新潮」500号記念展開催。亡くなるまで休まずに制作された同誌表紙絵は1300余点に及ぶ。油彩画、エッセー、装幀、絵本、童話など多彩な創作活動の傍ら、福祉活動にも力を注いだ。