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2012年7月14日 更新
内田樹著『街場の文体論』ミシマ社1680円
私は、著者の内田樹さんをお客様から教えていただきました。
このお客様は思うところあって、1ヶ月間仕事を休んでずっと本を読んでおられたそうです。
その中でも内田樹さんの『ためらいの倫理学』は、肩の力を抜いてもらえてよかった、というようなお話をして下さったような記憶があります。
私は、早速この本を読みました。見慣れないことばもあり読んですぐに理解するというわけにはいかず難しかったのですが、とても大切なことを言っている気がして、わからないなりに読み進めていきました。ブログ「内田樹研究室」を覗いたり他の著書を読んでいるうちに少しずつですが、著者の言うことが身体に溶け込んでくれたような気がしています。
というわけで、ミシマ社さんから新刊が発売になりました。
以下、ミシマ社さんのブログから、
●内容
30年におよぶ教師生活の最後の半年、著者が「これだけはわかっておいてほしい」と思うことを全身全霊傾け語った「クリエイティブ・ライティング」14講。
「アナグラム」「エクリチュール」「リーダビリティ」「宛て先」・・・・・・こうしたトピックを有機的に連関づけながら、「生きた言語とは何か」を探る。
「この本がたぶん文学と言語について、まとまったものを書く最後の機会になると思います。そういう気持ちもあって、「言いたいこと」を全部詰め込みました」(あとがきより)
「街場シリーズ」最高傑作、誕生!
●目次
PART1
第1講 言語にとって愛とは何か?
第2講 「言葉の檻」から「鉱脈」へ
第3講 電子書籍と少女マンガリテラシー
第4講 ソシュールとアナグラム
第5講 ストカスティックなプロセス
第6講 世界性と翻訳について
第7講 エクリチュールと文化資本
第8講 エクリチュールと自由
第9講 「宛て先」について
第10講 「生き延びるためのリテラシー」とテクスト
第11講 鏡像と共-身体形成
第12講 意味と身体
第13講 クリシェと転がる檻
第14講 リーダビリティと地下室
あとがき