明治24年1891年3月5日、
初代萬納孫次郎はこの青山の地で書店をはじめました。
いまでこそにぎやかで華やかな街ですが、
当時周りは原っぱ、表参道もありません。
なぜ、初代はこの地を選んだのでしょう。
土地が安かったというのも、ひとつの理由だと思います。
はじめは借家で、店も幾度か転々としています。
いまの場所に落ち着いたのが80年前の昭和6年。
当時まだ珍しかった、鉄筋鉄骨コンクリート地上3階地下一階店舗兼住宅をたてました。
施工は江戸時代から続く深川の親戚筋の建築屋「清水屋」でした。
現在の山陽堂はオリンピックで3分の2を削られてしまいましたが、
昭和6年の建物が土台となっています。
はい、そういうわけでいよいよ122年目に突入です。
本屋をつづけていきたい気持ちだけはあります。
みなさま、これからも山陽堂をよろしくお願いいたします!