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2011年7月16日 更新
『川ガキのいるところ』村山嘉昭展
『川ガキのいるところ』村山嘉昭展

強い日差しをものともせず、水しぶきをあげて遊ぶ子どもたち。
「川ガキ」とは、セミの鳴き声が響き始めると、水辺に姿を現す子どものこと。
大きな入道雲が浮かび、心地よい風が吹き抜けていく夏の午後。
梅雨が明けた空には、魚を追い、川へ飛び込む子どもの歓声がよく似合います。
しかし、かつては日本の至るところに"生息"していた「川ガキ」も、
今では数が減少し、貴重な存在になってしまいました。
水質汚染や河川開発等による環境悪化の影響も深刻ですが、
水辺を必要以上に危険視する社会の風潮も、
絶滅に追い打ちをかけているのかもしれません。
川から人が遠ざかり、社会が水辺に対して無関心になればなるほど、
「川ガキ」という生きものは姿を消し、
川の流れもまた、ただの水路へとなっていくのではないでしょうか。
「川ガキ」の未来は、私たちひとりひとりが水辺環境と
どのように関わるかによって決まるといえるのです。
一度絶滅した地域であっても、その気になりさえすれば、
再び「川ガキ」の笑い声を響かせることはできる。
日本各地の水辺で彼・彼女たちの元気な笑い声が響き渡る
未来になることを願ってやみません。  村山嘉昭

 

いよいよ夏休み、熱い陽射しが照りつけるこの季節。

涼しげに川で遊ぶ子供たちの写真で

ひと時でもアスファルト地獄から脱出しませんか。

8月4日にはthink the earthプロジェクトの上田さんと
「水」に関するトークイベントを開催します。

詳細は下記の通り

 

日時 8月4日(木)19時

参加費1000円

定員 20名

申込方法 山陽堂書店03-3401-1309まで