山陽堂イラストレーターズスタジオ
3月
illustration 右近 茜
SIS 5期 初回授業がありました。
2016年4月22日

4月5日 火曜日、SIS第5期の初回授業がありました。

まずは長友先生からデザイン事務所に勤め始めた頃の話や仕事の話などをしていただきました。

下積み時代に苦労したことなども笑顔を交えながら話され、教室の空気もあたたかくなったあと、生徒・スタッフの自己紹介に移りました。

名前と共に簡単な経歴や絵に対する思い、そして何故SISに通うことにしたのか。

SIS入学前に志望理由書を書いてもらいましたが、もう一度全員の前で話してもらいました。

みんなの前で話すというのは、このSISの授業の特徴のひとつです。
自己紹介後は、描いてきた絵を一人ずつ順番に見せていきました。
机に並べた絵は、先生だけでなく他の生徒やスタッフも含めみんなで見ます。
先生はいつも通り一枚一枚丁寧に、すべての絵に目を通します。
「これはこうした方が良いよ」「この時に描いている絵の方が良いよね」
先生の言葉を真剣に聞く生徒のみなさん。

迷いから少し解放されたような様子の生徒もいて、その表情の変化に明るいものを感じました。

それぞれの講評と次回までにしてくることが伝えられ、最後にもう一度先生が全体に話をされて、第5期 SISの初回の授業は終わりました。

先生が繰り返し話されていたのは、「とにかく描く」ということでした。
プロのイラストレーターになるのであれば、描く時間を無理してでも作り、描いていかなければならないと仰っていました。

今期SISチームは長友先生、生徒、スタッフ合わせて総勢11名です。
年齢も経歴もイラストレーションのテイストも違いますが、「描くことが好き」「もう一つ先に進みたい」という気持ちは同じだと思います。
初回の授業を終え、このチームのみんなでお互いに刺激しあいながら成長していければ良いなと思いました。

半年後、そしてその先のSISチームがどうなっているのか。

楽しみにしていてください。

【今回の授業の様子】

DSCN6564.JPG

授業の最初は長友先生のお話。大事なことをメモ。もちろんイラストレーション付き。DSCN6442.JPG

その後、改めて生徒・スタッフの自己紹介。
どーも、桜餅シナモンです」(SISスタッフ)
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SISが大事にしていることのひとつ「話をする」。
この日も全員の前で一人一人が話しました。 
DSCN6644.JPG
 描いてきた作品の講評。
先生はいつも通り枚一枚すべてに目を通し助言していました。
 描いてきた作品は全員で見て、先生からの助言も全員で共有します。
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最後はもう一度長友先生にお話してもらい、それぞれの課題も確認。
授業後はみんなで近くの居酒屋に行きました。


【おまけ】

DSCN6676.JPG
この日の授業で教室を最も沸かせたうちの一枚。
描かれたご本人曰く、「眠すぎて果ててしまったんです...」
他の生徒・スタッフ曰く、「ここで描くのをやめられたことがすごい...」
「好き」を「つづける」。
2016年4月21日
山陽堂イラストレーターズ・スタジオ(SIS)は、
2013年初代講師に安西水丸氏を迎え始まった教室です。
現在二代目講師をお引受けいただいているのは、
安西水丸氏と50数年のお付き合いのあった
アートディレクター・長友啓典氏です。
「安西水丸さんの『志』を受け継いで、
そしてそのまた次世代へとバトンタッチしていければ」と
引き継いでくださいました。

「才能を認めてもらうことも、才能のないことを知ることも、
同じように大切です。
ただし、
九十九パーセントの暗闇からでも一パーセントの光を見出すことは可能です。
才能とは自分の好きなことを仕事にすることです。」
(SIS開講に向けての安西水丸氏の言葉)

その「好きなこと」を仕事にしていくために、

「ここぞという時に力を発揮できるよう、
日頃の訓練鍛錬を大切にして蓄えておく。
描いて、描いて、描いて・・・、描き続けること。
脳から指令が来る前に勝手に手が動いてしまう位描き続けること。」

この長友啓典氏の教えを実践し、
プロのイラストレーターとしてこの山陽堂イラストレーターズ・スタジオから
羽ばたいていってくれたら、こんなにうれしいことはありません。

山陽堂イラストレーターズ・スタジオを
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

山陽堂 2016年4月18日
山陽堂 遠山
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