岩崎俊一著『大人の迷子たち』1,300円+税 廣済堂出版
「僕はふと、僕がこうして酒場で飲んでいる今も、日本のどこかで、
死に行く犬や猫を抱きしめて泣いている人がいるのだと思った。
その悲痛な姿が一瞬頭をよぎり、僕の胸をしめつける。
地球という星は、なんと切ない星なのだろう。
人と人だけじゃない。人と他の生き物の間にだって無数の愛が行き交っている。
愛があふれる場所には、また涙もあふれるのだと思った。」
-本文よりー
谷内六郎さんとの本「昭和というたからもの」の著者で、
コピーライター・クリエイティブディレクター岩崎俊一さんのエッセイ集。