タダジュンさんの装丁です。
せっかく買った本をなぜ読まないのか。
いくたび自問してもなかなか確かな答えは出てこない。
なぜ本を手に入れて読もうとするのか?
そもそもなぜ本なのか?
それでもひとたび読み始めれば、憑かれたように読みふけってしまう本の引力とは。
劇作家エルマー・ライスの書いた処女小説との邂逅、
数十年を経て明らかになったピーター・イベットスンの正体―。
本から本へ、奇書から名著へ、思いのままに渡り歩く日々。
詩人・作家であり、稀代の読書家である著者が本と巡り会い、
本を味わうことの楽しみを綴る。
―裏表紙の紹介分より―