#
お知らせ
TOP > お知らせ
 
2017年11月 7日 更新
「光の犬」松家仁之著 新潮社 2、000円+税
 北の町に根づいた一族三代と、そのかたわらで人びとを照らす北海道犬の姿。信州・追分に生まれ、助産婦となって道東の町・枝留にやってきた祖母。戦
前に隆盛をきわめた薄荷工場の創業者である祖父。川釣りと北海道犬が趣味の生真面目な父。子どもたちを頼みに生きる専業主婦の母。幼なじみの牧師の
息子と恋をする歩。レコードと本に没頭する気難しい始。いずれも独身のまま隣に暮らす、父の三姉妹。
 祖母の幼少時である明治期から、50代になった始が東京から帰郷し、父母と三人のおばたちの老いにひとり向きあう現在まで。100 年にわたる一族の、
たしかにそこにあった生のきらめきと生の翳りを、ひとりひとりの記憶をたどるように行きつ戻りつして描きだす、待望の新作長篇小説。 (『光の犬』カバーより)



2017年11月30日19時より(開場18時半)より、トークイベントを開催いたします。

『光の犬』松家仁之著(新潮社)刊行記念トークイベント 聞き手 須貝利恵子氏(編集者)
   『光の犬』の絵について  ――武満徹、グレン・グールド、コーネリア・フォス