潮田登久子写真集「みすず書房旧社屋」幻戯書房3300円+税
「本はどんな環境の中で生まれるのだろうか。
みすず書房という硬派の人文書を出す老舗出版社の在りし日の旧社屋の姿から
解体までの情景を集めた、一風変わった写真集。
東京・本郷にあった仕舞屋風の二階屋。
多くの出版社はそんな都会の一隅から活動を始め、
会議や打ち合わせを行い、
社屋は写真のように積み重なる本屋資料で悲鳴をあげていた。
戦後の知の集積の場であり、静かな知性と郷愁が伝わってくる。」
2017年1月15日付 東京新聞『アートな本』より
* 3/1より書店2.3階のギャラリーにて、