#
お知らせ
TOP > お知らせ
2014年1月30日 更新
3/10~19女川だより――あの日からの「家族の肖像」
3/10~19女川だより――あの日からの「家族の肖像」

女川だより――あの日からの「家族の肖像」


会場:ギャラリー山陽堂(山陽堂書店2・3F)

期間:2014年3月10日(月)~3月19日(水) ※日祝休み


東日本大震災の震源地にもっとも近い場所、宮城県の牡鹿(おしか)半島の付け根に位置する女川町(おながわちょう)は、震災で甚大な被害に遭いました。津波が町を襲ったあの日から、人々は何を思い、どう暮らしてきたのでしょうか。


半年後の2011年9月、一人の新聞記者が自ら願いでて、この地へ赴任してきました。それからのさまざまな出会いのなかに、女川第一中学校の生徒と教師のみなさんとの日々があります。女川一中では、2011年の5月と11月に俳句の授業が行われました。家族、自宅、地域の仲間、故郷の景色を失った生徒たちが、自分を見つめ、指折り詠んだ五七五。そこにこめた思いを記者は丹念にたどり、2012年に『女川一中生の句 あの日から』として本にまとめました。


あの日から3年。いまも女川町を中心に半島一帯を取材してまわる記者、小野智美さんは、"いま"の女川に暮らす人々の思いに耳を傾けつづけています。記者として記事を書くだけなく、限られた紙面では伝えきれない家族の肖像を「女川だより」で(羽鳥書店HPにて連載中ttp://www.hatorishoten.co.jp/onagawa-dayori.html)紹介しています。


『女川一中生の句 あの日から』と「女川だより」を中心に、あの日からの女川町を伝える文章や写真を展示します。


※期間中に、トークイベントを開催予定。詳細が決まり次第お知らせします。

 

<プロフィール>

小野智美(おの さとみ)

朝日新聞記者。1965年名古屋市生まれ。88年、早稲田大学第一文学部を卒業後、朝日新聞社に入社。静岡支局、長野支局、政治部、アエラ編集部などを経て、2005年に新潟総局、07年に佐渡支局。08年から東京本社。2011年9月から仙台総局。宮城県女川町などを担当。東松島市在住。著書に『50とよばれたトキ─―飼育員たちとの日々』(羽鳥書店、2012年)、編著に『女川一中生の句 あの日から』(羽鳥書店、2012年)。

●書籍

小野智美編『女川一中生の句 あの日から』

A6判 並製 160頁 定価 945円(本体900円+税)

ISBN 978-4-904702-36-9 C0030 2012年7月刊行

記者である編者は、生徒たち一人ひとりと対話を重ね、彼らの俳句を紹介する記事を執筆した。2012 年1 月13 日~4 月13 日に朝日新聞宮城版に連載された記事の全文、および女川一中の担当教諭の寄稿、記事の後日談などの書き下ろし文章も収録。

※詳細はこちら→http://www.hatorishoten.co.jp/96_104.html