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2021年4月 1日
山陽堂書店メールマガジン【2021年4月1日配信】
山陽堂書店ではメールマガジン配信しています。
配信をご希望される方は件名に「配信希望」と明記のうえ、
sanyodo1891@gmail.com(担当 マンノウ)までご連絡ください。

山陽堂書店メールマガジン【2021年4月1日配信】

みなさま

こんにちは。
先週の土曜日、美術家 おおらいえみこさんより届いたメール。
あの笑顔と真顔のクルクル入れ替わる表情のインタビューをご覧になりましか?
ファン急増中でしょうね、きっと。と、いうことをお伝えしたくて。」
以前、熱海富士が序の口で優勝した数日後にお会いした際「インタビューが最高でしたよね」と話が盛りあがったことを覚えてくれていて、
今度は序二段で熱海富士が優勝したことを知らせてくれたのでした
(おおらいえみこさんは大相撲ファン)
さっそく動画を検索してインタビューを拝見。
今回もまた、最高です。
お時間ございましたら「熱海富士 インタビュー」で動画を検索してみてください。
いまこうして文字を打ちながらも思い出し笑いで手元が狂ってしまい、入力ミスを繰り返しています。
おおらいえみこさんや僕と同じく熱海富士に心奪われてしまった方がいらっしゃいましたら、
山陽堂珈琲にお越しくださった時に「熱海富士」とひと言お伝えください。
おおらいえみこさんが制作された「相撲」がモチーフの器(小ぶりのフリーカップ)に珈琲をおつくり致します。
(熱海富士が淹れたものと思って呑んでください)

さて、本日ご紹介するのは第18回山陽堂ブック倶楽部の課題本のこちら
「短歌ください 明日でイエスは2010才篇」穂村弘・角川文庫
2021.4.1.1.JPG
https://www.kadokawa.co.jp/product/322004000164/
雑誌「ダヴィンチ」内の短歌投稿コーナーの書籍化第二弾。
毎月決められるテーマのものと、常に募集している自由詠(自由題)とを、歌人・エッセイスト 穂村弘さんが選評し紹介しています。
一首のなかに表現される詠み手の見た世界、感じた世界。
五・七・五・七・七の五句三十一音と限られた言葉の数だからこそ、言外に想像させるものが多くあることを知りました。
また、読み手によってその詠の捉え方が異なることも、短歌のおもしろさなのだなと思いました。
今回の山陽堂ブック倶楽部では、参加者それぞれが気に入った五首(その中の一首を特選)を事前に教えてもらい、
得票数の多かったものを中心に各人の感想を伝え合う、歌会のような遊びをしたいと思います。(歌をつくることはしません)
僕が五首に挙げようとしている候補のうちの三首はこちら。

正しさが欲しかったから25時赤信号にひとり従う(都季・女・23歳・自由題)

だしぬけに葡萄の種を吐き出せば葡萄の種の影が遅れる(木下龍也・男・24歳・自由題)

あいつらが結婚したということでますます町は小さく見える(ななはる・男・30歳・テーマ:地元)

二首目への穂村さんの講評はこうです。

あまりにも「だしぬけ」だったので、さすがの「影」もついて来られなかった。「影」を出し抜くことは、神様を出し抜くこと。

僕にとって、詠われているそれが説明のつくことや真実であるかはほとんどどうでもよくて、
こうした「片隅でひと知れず起きているできごと」を捉えられる(想像できる)感覚がすてきだなと思いました。
それぞれの短歌について考えたことを早く話したいなと、そんな心持ちです。
それから。
自分でも詠みたくなってしまい、最近はぼそぼそと頭でつぶやきながら、「五七五七七脳」で自転車通勤をしたりしています。
幸い、ただの一首も完成していないので恥をかかずに済んでいます。

◇第18回山陽堂ブック倶楽部(オンライン)
課題本:「短歌ください 明日でイエスは2010才篇」穂村弘・角川文庫
日程:2021年4月27日(火)19時より21時頃まで
参加人数:8名(※残り3名)
申し込方法:sanyodo1891@gmail.com(担当 マンノウ)宛てに「4月山陽堂ブック倶楽部参加希望」と明記の上ご連絡ください。

今日の追伸は「にょっ記もど記 2021年3月」です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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