#
ブログ
TOP >ブログ > 山陽堂書店メールマガジン【2020年10月8日配信】
2020年10月 8日
山陽堂書店メールマガジン【2020年10月8日配信】
山陽堂書店ではメールマガジン配信しています。
配信をご希望される方は件名に「配信希望」と明記のうえ、
sanyodo1891@gmail.com(担当 マンノウ)までご連絡ください。

山陽堂書店メールマガジン【2020年10月8日配信】


みなさま


こんにちは。
先週10月1日のメールマガジン配信日は中秋の名月でした。
団子の追伸に「月見団子とちょうど合って、」と返信をくださった方もいて、
自転車で帰りながら何度か月を見上げていました。
(満月ではなかったらしいのですが、大きく"丸"としていました。)

さて、来週10月13日(月)からGALLERY SANYODO(山陽堂書店2階)にて
峰岸 達 個展 「画文集 芸人とコメディアンと」原画展が開催されます。
2020.10.8.1.JPG
https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576191966
二見書房さんから刊行された本書は、
古今のお笑い芸人を峰岸達氏がイラストレーションで、高田文夫氏が文章で紹介しています。
少年時代から笑芸を愛してきたふたりによってだからこそ形にできた一冊。
峰岸氏の手書き文字で添えられたひと言にも芸人さんへの愛を感じます。
戦前に活躍していたという名前だけは聞いたことのある芸人さんも出てきて、
現在に繋がるお笑い界の系譜を知ることもできます。
個人的には選び抜かれた31組の中に伊東四朗さんとイッセー尾形さんが入っていることが嬉しかったです。

筋金入りのお笑いファンである峰岸氏によって描かれた似顔絵原画を是非ご覧にいらしてください。
会期等詳しくはこちらから。
http://sanyodo-shoten.co.jp/gallery/schedule.html#1088
ご本人の在廊日は峰岸氏の主宰する MJイラストレーション塾HPよりご確認いただけます。
http://minegishijuku.com/?p=22758
※本を購入された方には、峰岸氏のイラストレーション(印刷)にお二人の肉筆サインの入ったカードをプレゼントいたします。(数量限定)
峰岸氏が山陽堂書店を描いた作品も店内に展示し、こちらのポストカードも販売予定です。
峰岸さん作品.jpg
みなさまのご来場をお待ち申し上げております。

◇第12回山陽堂ブック倶楽部(オンライン)
課題本:「コンビニ人間」村田沙耶香(文春文庫)
日程:10月27日(火)19時より20時30分頃まで
参加人数:8人
参加費:1,000円
申し込方法:sanyodo1891@gmail.com(担当 マンノウ)宛てに「10月山陽堂ブック倶楽部参加希望」と明記の上ご連絡ください。
詳しくは添付のチラシをご覧ください。

〈課題本紹介〉
普通とは? 正常な人間とは?
コンビニ店員としてマニュアル通りに働くことで、
自身の存在を確かめながら生きる主人公。
マニュアルにないことに対してはどうすればいいのかわからない。
そんな時は周囲と協調することでその場を凌いできたが...
 第155回 芥川賞受賞作、世界各国でベストセラー


今日の追伸は、「早すぎた落語」です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた来週のメールマガジンで。

山陽堂書店
萬納 嶺


追伸

記憶にある初めての落語は、6歳か7歳のときに祖母と母に連れられて行った大きなホールでの会だった。
(本当はその前にも1度連れて行ってもらったらしい)
最前列の真っ正面で、座布団のうえで喋りはじめた人とすごく距離が近かったということと、
にもかかわらず途中から記憶をなくし、終演後に「よく眠れた」と着物姿の祖母に語ったことを覚えている。
あのときの公演は読売ホールで行われた、いまでは人間国宝となった噺家さんの一門会だったと、あとになって母から聞いた。

「おばぁちゃんは落語が好きなんだ」と知ったことがきっかけだったので、その頃のことだったと思う。
何かの拍子に手にしたある噺家さんの落語CD-BOXのチラシを見せながら「みんなでこれをおばあちゃんにプレゼントしよう」と母に提案した。
一緒に落語に行った母と僕とで贈りたいと考えて言ったのかもしれないし、
自分では買えないことを理解したうえで、あざとく「みんなで」と言ったのかもしれない。
そのあと母とどういうやり取りがあったかは思い出せないけれど、
たしか2万円近くしたそれを母は購入してくれた。(母にとっては痛い出費だったかもしれない)

祖母に渡したCDのジャケットに描かれている噺家さんはテレビで見たことがあるような、ないような。
祖母の横で一緒に聴いてみるとあまりに早口で、聞き慣れない言葉も相まって、僕には何を喋っているのかほとんどわからなかった。
当時の僕には早すぎた立川藤志楼こと高田文夫氏の落語も、落語好きとなったいまの耳ならついていけそうな気がする。

最近の記事
アーカイブ
カレンダー
2020年10月
       
1
2 3
4 5 6 7
8
9 10
11 12 13 14
15
16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31