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2014年9月 7日
「PILOT新聞広告展『万年筆からはじまる物語』」のこと。
『手紙に書かれた一言が、お医者さんより、効くこともある。』、
今回の展示のきっかけは、三年前にみつけたパイロットさんのこの言葉から始まる新聞広告でした。
私は、このキャッチコピーとそれにつづく文章を
たくさんの人に見てほしくて、新聞を切り抜き店頭にはりました。
そして、いつかギャラリーでパイロットさんと一緒になにか展示をさせていただけたらと願っていました。
この秋、願いがかないます。

『手紙に書かれた一言が、お医者さんより、効くこともある。』

それは、一人で暮らすおばあちゃんに、お孫さんが送った手紙かもしれません。
それは、入院しているお父さんに、子供たちが渡した手紙かもしれません。
それは、恋や仕事でちょっとうつむいている人に、友人が渡した数行の言葉かもしれません。

きっと、特別な言葉や飾った言葉じゃない。
ふだん何気なく、あたりまえに使っている、普通の言葉。

でも、誰よりも思ってくれる人が書いた言葉は、
その人の胸のいちばん奥まで沁みこむ言葉になる。
どんな名医より、どんな言葉より、ココロとカラダを喜ばせる言葉になる。

誰かのために書いた文字には力がある。
それは誰でも書くことができる。

あなたも、ペンを、とりませんか。

(2011年PILOT企業広告「書く、を支える」より)

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