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2012年5月25日
山の手大空襲 67回目の法要
あるきっかけで、
青山の善光寺さんで、山の手大空襲で亡くなられた方の
法要をされているのを知ったのは、戦後59年の年。

戦後60年から法要に伺っている。
いつも、10人から15人、少ないときは一ケタの人数のときもあったと思う。
法要に来る方が増えたのは
戦後65年の年、NHKニュースで山の手大空襲が取り上げられてからだ。

でも、昨年くらいから、
毎年、顔をあわせていたおばあちゃん達の姿が見えなくなってきた。
けれども今年は、選手交替するかのように新しく15・6歳の学生さんたち8人の姿があった。

若者の存在感は、すばらしい。

バトンタッチできるといい、切に思った。



2012年5月25日
内定決まりました!
昨年『石津謙介生誕100年展』を観に来てくれて、
謙介さんのご長男の石津祥介さんのトークイベントも聴きに来てくれた学生さん。
きょう、
「内定決まりました!」
わざわざお店にまで報告に来てくれました。
おばちゃんはうれしいよ・・・。

彼によると、昨年のトークで石津祥介さんのお話を聴いて、
「やっぱり、自分のやりたいと思う道にすすむ!」
腹が決まったそうなのです。
ですから、この会社一本に絞って就職活動をしていたとのこと。

最終面接の前に訪ねてくれたとき
「決まったら報告します!」
と約束してくれました。

そして、今日、5月25日夕方近く、
電話でもHPからの問い合わせメールでもなく、
彼は自らをここまで連れて来て、
さっき受けたばかりの熱々の「内定決定」を
私たちに報告してくれたのでした。

最終面接は、きのうだったそうです。
5月24日、
そう、この日は石津謙介さんの7回目の命日でした。
2012年5月18日
うしろ姿がみえたら、閉められませんでした。

『小さなことばの原画展。』

5日目の夜、ギャラリーを閉めようと思って2階に上がったら、

20代のカップルが二人椅子に座って、

「夜は、まっている。」の動画をみつめています、じっと。

言えません、「もう閉めますから」なんて。

あのあとふたりは、どんな話をしたのかな・・・。

 

2012年5月15日
雨なのに人が途絶えません。

「小さいことばの原画展。」の旅、

きのうからしずかに始まりました。

朝の8時過ぎにほぼ日さんのメンバー到着、

着々と11時開始に向けて作業がすすみました。

お陽さまのよくあたる2Fのギャラリーは、

酒井駒子さんのいのちを慈しむような絵と、

松本大洋さんの声が聞こえてきそうな絵、

そして、谷川俊太郎さんのおどり出てきそうな「かことば」に

着替えさせてもらいました。

「よくにあっているね。」

って思ってもらえたらギャラリー冥利につきます。

 

2日目の朝、

パソコンのリピート再生に手間取っていたら、

展示を観に来てくれた方二人、

一緒になってあれやこれやと案じてくれました。

そこに、ほぼ日さんのデザイナーさんが来てくださって、

リピート再生復活。

皆初対面なのにいっしょになって

「よかった、よかった。」と喜びました。

 

今日は一日雨だったのに、

よい感じで人が絶えませんでした。

 夕方、糸井さんがほぼ日の木下さんと観に来てくれました。

ちょうど居合わせた男性が

「糸井さんももちろん昔っからファンなんですが、

永田さんの大ファンなんです。」

と言おうと思ったのだそうですが、

言えなかったとツイートしていました。

(永田さんは糸井さんのこれらの本を編集された方です。)

 

お越しくださった皆さまありがとうございました。

会期中なんどでも観に来てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年5月15日
勘ちがいしてますよ~。

ひとりの女性が一冊の新書を手にレジへ。

「わたし、初めてここのお店に入ったんです。

敷居が高くって・・・。」

(確かに店内に入るときの段差はあるものの、)

「へーっ!ぜんぜん、このとおり、中にいるのは、

わたしたちみたいな、こんなんばかりですから・・・。

もうもうお気軽にどうぞどうぞ・・・・。」

 

山陽堂はまったく「敷居が高い」の真逆にいることを

どうにかわかってほしくて、いかに敷居が低いかをアピールしたつもりなのですが・・・。

 

「本」を身近に感じてほしいのに、

敷居の高さを感じさせてしまっているものってなんなのだろう。

「敷居は低くて中身もいいねえ。」

なんて思ってもらえるようになりたいです!

きのうのお客様の言葉を心にとめて、道行く人が気軽に入れる本屋&ギャラリーを目指します。

 

 

 

 

2012年5月 8日
はじめてのライブはyaeさん

なんだろう、この包みこまれたようなかんじ。

マイクも何も通さない歌声。

『名も知らぬ花のように』

yae さんの身体を通り抜けて行くような歌声と、

2011年3月11日に生まれたこどもたちの笑顔にギャラリー全体が包み込まれた。

この場所、この土地、この建物、これまでここで過ごしてきた今は亡き人たち、

みんなも一緒にしずかに喜んでいるみたいだった。

 

展示を観てくれたひとが

「この子達の後ろにたくさんの人が見えますね」

と言っていた。

この写真を撮った写真家の小林紀晴さんは本の中で正にこの通りのこと書いている。

「小さな命を撮ることは、同時に背後にある多くの失われた命を撮ることだった。

そのことを銘じながらカメラを構えた。

彼らが輝いて見えるのは、その命によるからだと思う。」と。

 

今日は、『ハッピーバースデイ3.11』に深く関わった

著者の並河進さん、

写真家の小林紀晴さん

赤ちゃんと並河さんたちを繋げたコーディネーターの一色光代さん、

そして、日本ユニセフ協会のメッセージムービー

『ハッピーバースデイ3.11』のテーマソングを歌うyaeさん、

こちらの4人が語ってくれた。

そして、それを見守るかのように

「一冊の本」という形にして私たちに贈り届けてくれた飛鳥新社の編集者五十嵐さんが

客席で耳を傾けていた。

 

きょうは、とてもいい一日でした。

みなさまありがとうございました。

http://www.youtube.com/watch?v=liJPOxPT1-o 

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